13世紀 スコラ哲学の体系化
13世期には、古代ギリシャのアリストテレス哲学はドミニコ会士の聖トマス・アクィナス(1225ー1274)らによりキリスト教の教義と融合された。スコラ哲学として巨大な知が体系化され。スコラ哲学はこの頃に栄えてきた大学での主要な学問の立ち位置となっていた。
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11~12世紀に起こり、13~14世紀の中世ヨーロッパにおける思想の主流となった哲学を「スコラ哲学(スコラ学)」という。スコラとは、教会・修道院に付属する学校のことで、英語の school の語源となったラテン語。 中世ヨーロッパにおいては、すべての学問は、カトリック教会およびその修道院に付属する「学校」(スコラ)において教えられ、研究されていた。中世ヨーロッパの哲学はこのような「スコラ」における哲学という意味で「スコラ学」と言われる。その内容は、主としてキリスト教の教義を学ぶ神学を、ギリシア哲学(特にアリストテレス哲学)によって理論化、体系化することであった。その中心的な課題となった論争は普遍論争であった。